コロコロするよね

思考の垂れ流し

女性の大学進学率を下げよう

女性の大学進学率を下げよう!

 

というか、

女性に限らず大学進学率そのものを大幅に下げよう!

 

 

世論が推進している「誰でも大学進学!」の先には何があるのだろうか?

 

もとい、誰でも大学進学ができる現代の日本はどのような問題に直面しているのだろうか?

 

 

大学に通う18歳から21歳の4年間は人間にとって脂の乗りまくつまている時期だ。

その貴重な時期は本来、子育てや労働に捧げるべきなのではなかろうか。

ほとんどの人はそんな貴重な時間を興味もない授業を受けたり、遊んだりして過ごしている。

 

これは社会にとって大きなロスだ。

 

 

こういうと、反論はだいたい以下の3パターンに分けられる

 

①女性蔑視

②格差

③大学教育の大切さ

 

 

ひとつひとつ説明していきたいと思う。

 

 

 

①女性蔑視ではないかという意見について

 

 

女性は社会進出を諦めて子育てだけしていればいいのか!

という世論に対して。

 

決してそうではない。

 

キャリア形成においても、本来大学は邪魔なはずなのである。

全く同じ能力の双子がおり、兄は大学に行ったあとに新卒でA社に入ったが、同じ部署には高卒でA社に入り、すでに5年目の弟がいた。

 

兄は大学に行ったので、その分優秀になっており、弟を易々抜かす事ができのだろうか?

 

まず難しいだろう。

 

同じ能力を持っていたら、高卒で働いた方が間違いなく"優秀"な社会人に"早く"なれるはずなのに、現状は違う。

大学に行っていない人は学力が低いか、何か問題があったのだろうと判断されてしまうのだ。

 

それはみんな大学に行っているから。

それだけの、理由である。

 

男なら、大学で4年間を無駄にしてしまっても、あーあ、生涯年収下がっちゃったねで済む。

 

しかし、子どもが欲しいと思っている女性は違う。

 

大学に行き、就職し、4年ほど働き結婚し、3年ほどで貯金ができ、満を持して妊娠した時にはもう30歳。第二子を授かる時は33歳だ。

 

有名な話だが、ダウン症の発現率などから出産適齢期は20代だと言われている。

母子の健康を考えると、2人、3人欲しかったら第一子は20代前半に産まなければならない。

 

普通に生活していると、「母親になりたい」と思った時には既に遅しなのだ。

 

大学進学はキャリアを形成したい人にとって生涯年収を下げる要因となり

子どもを育てたい女性にとっては母子の健康を損ねる要因となるのだ。

 

何より優先すべきは

健康である権利

なのではないだろうか。

 

 

 

②格差を容認するのかという意見について

 

 

大学進学率を下げるということは、戦前のように選ばれだ一部の人だけが大学に行くということ。

それは格差社会に逆戻りするのではないかという意見もあるだろう。

 

まず格差について考えよう。

 

大学進学と密接に関わりのある格差は二つ。

給与格差と機会格差である。

 

大学に進学した方が給与が良い仕事に着くことができ、裕福になる。大学に進学した方が着ける仕事が多く、職業の選択肢が増える。

 

ということである。

 

確かに、就くには大学に行かざるを得ないエリート職業というものは存在する。

医師、弁護士、学者、教師等の「先生」と呼ばれる職業である。

 

しかしほとんどの場合、これらの職業に就く人は高校生の時からそうなると決めているのである。

 

つまり、これらの職業により生まれる給与格差と機会格差は大学進学の有無によって決まるのではなく、高校生以前の段階で決まっているのである。

 

実際に大学進学したほとんどの人が就く職業は営業職・総合職であり、これらの職業に大学教育は全くもって不要である。

 

大学進学によって生まれている格差のほとんどは、企業が無意味な「大卒限定」を掲げているからである。

その理由はみんや大学に行っているから。

 

行っていない人に何かしらの問題があるのではないかと思ってしまうのである。

 

 

 

③大学教育は必要であるという意見に対して

 

 

これについては全く同感だ。

 

しかし、現在の大学はその役割を果たせていない。

 

そもそも大学というものは最高学府とも呼ばれ、

最高の教育と学術研究を行う機関である。

 

最高の教育を受け、最高の研究に携わりたくて大学進学をしている人はどれくらいいるだろう。

 

ほとんどの人はなんとなく、遊ぶため、判断を伸ばすため、に大学に行っている。

なので、必然的に大学側もそういった人が満足するようにお茶を濁したような教育を与えているのである。

 

このままでは、最高の教育が、最高の研究が失われてしまう。

これはいわゆるFラン大学に限った話ではない。

名門大学であっても、そこで学びたくて入学する人はどれくらいいるだろう。

 

本来の大学の役目に戻すためにも、大学進学率は下げないといけないのだ。

 

 

 

 

ではどうするのか?

 

 

 

自分なりの答えは以下の2つだ。

・高等教育の改革

・専門学校や職業訓練校の充実

大学をいくら改革しても、本当に欲しい学生だけ取ることは難しく、高校を変えるしかない。

 

 

美容師になりたい人、医師になりたい人、スポーツ選手になりたい人の進路は決まっている。

 

その他大多数の選択ができていない人をどうにかしなければいけない。

大学に行くことで職業の選択を先延ばしすることはできないのだ。

高校でしっかりと自分のキャリアと向き合い、選択ができるよう高校はアシストするべきだ。

 

そのためには

・先生のキャリア相談の質の向上

・高校生インターンの普及

などが必要になってくる。

 

そして、キャリアが決まった時に必要なのが、専門学校や職業訓練校だ。

 

多くの新卒がたどり着く営業職に必要な教育は

・教養

・コミュニケーション能力

・社会人としてのスキルやマナー

であろう。

 

しかし、これらに特化した職業訓練校は少なく、評価もされていない。

 

政府は高等教育を改革し、専門学校を支援するべきで、企業はもっと高卒や専門卒の学生を評価するべきではなかろうか。

 

 

長々と書いてきたが、私は未来ある18歳の男女が意味もなく大学にいかされる社会が気にくわないのである。

とくに女性にとっては健康的に子どもを産み、育てることができる短い期間にもあたる。

 

 

みんなにもよく考えてみて欲しい。

是非意見があったらコメントに!!

 

 

読んでくれてありがとう!